日々1989

日記です

なぜビールが好きなのか

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年々、というか月々というペースで、どんどんビールを飲まずにはいられない生活になってきている。20代も半ば。いよいよ若い学生時代と同じような食生活をしていては、どんどん太りやすくなり、健康に支障が出やすくなってしまうだろうお年頃だ。今のところまだ健康だし、体型も変わってないけど、いつガタが来てもおかしくない。だってもうすぐ20代も後半。四捨五入で30になるんだぞ。

なぜこんなにビールが好きになってしまったのか。たぶん、私にとって楽しい思い出があった時に、ビールが付き物だったことが大きい気がしている。大好きだったバイトやってた時、仲間たちと営業後の深夜にビールを飲んだ。好きな人が出来た時、高円寺で毎週末にビールで乾杯した。フジロックに行った時、楽しすぎて全く酔わないもんだから調子に乗ってガバカバとハイネケンを飲んだ。バックパックで海外行った時、暑い暑いアジアの街で水分補給がてらビールを飲んだ。

いつも仕事が忙しくて、自分の出来損ないに嫌気がさしながら、どうにか週末にたどり着いた時、あの楽しい思い出と大好きな人たちを頭のどこかに思い浮かべながら、ビールを飲む。そうすると、嫌なこともしんどいことも、いったん忘れられる。これが精神衛生上、健全なことなのかは怪しいけど、そういうビールを片手にした現実逃避が欠かせない体になって久しい。まあ、社会人なんてそんなものだ、と、どこか割り切っている自分もいる。かつて思い描いた社会人像とは程遠く、いつも意識高くはいられないのだ。

とはいえやはり、飲み過ぎた翌日は体がだるいし、過剰なアルコール摂取は体に良くない。そこで冷静に考えてみる。私はビールをアルコールとして好んでいるのか?ただ味が好きなだけなのか?もし味が好きならば、今流行りのノンアルコールビールでもいいんじゃないか?と思い、最近ちょいちょいアルコールフリー(しかもカロリーゼロ)のやつを飲んだりしている。
味は確かに物足りなさはあるけど、意外とこれでもいいかもしれない。とりあえず、甘くなくてちょっと渋みのある炭酸を飲めれば、それなりに十分な気がしてきた。

なんとなく、ノンアルコールビール飲んだら負けみたいな、謎のプライドかあったけど、これくらいビールっぽい味で、しかもアルコールフリーでカロリーゼロなら、たいそうなものだ。全然OK。そもそも私なんぞ、本場のビール!を語るほど大した大人じゃないし、プライドもクソもない。

ということで、ひとり家で晩酌する時は、ノンアルコールビールで大丈夫そう。とはいえやっぱり、好きな人たちと好きな場所で楽しい時間を過ごすなら、健康とか翌日のこととか仕事とか一切忘れて、正真正銘のビールで乾杯したいものである。